2025年に10周年を迎えたギターロックバンドkoboreの佐藤赳さん(Gt.Vo)に、お話をうかがいました。
Profile
メンバーは左から、安藤太一(G)、佐藤赳(Vo,G)、田中そら(B)、伊藤克起(Dr)。
2015年結成。
2016年にデモCD『ヨルノカタスミ』をリリース。
2020年に2ndアルバム『風景になって』でメジャーデビュー。
2026年は対バンツアー、kobore pre.『FULLTEN』を3月19日名古屋DIAMOND HALL、3月22日大阪BIG CAT、3月27日恵比寿LIQUIDROOMにて開催。
まだまだやめられない“必要とされている”のを感じた10周年
2015年に東京・府中で結成され、10周年を迎えたギターロックバンド、kobore。
多くの楽曲の作詞・作曲を手がける佐藤赳さんは「地元・府中で生まれた曲がほとんど」と語ります。
佐藤赳さん(以下、佐):府中は温かみのある場所で好き。曲を作るときのエッセンスはここからもらっていますね」
結成当時は10年後のことを考えたことはなかったそう。
佐:
考えすぎてしまいそうなときにふと聴いたら元気が出た、音楽はそんな存在であってほしいんです。
自分にとってもそうだったので、そういう歌を歌っていきたい。
僕は深く考えすぎると『自分のやりたいことは何だったんだろう?』とブレてしまうので、あまり先のことを考えないようにしています。
そもそも『いつやめてもいい』という気持ちでバンドを始めたんですが、『やめるべきでないからやめられない』という状態が続いた結果の10年です。
10周年を記念したベストアルバムの内容は、最新配信曲『夜に焦がれて』をオープニングに、以下はファン投票で選ばれた楽曲をランキング順に収録しています。
佐:
自分では全曲“ベスト”だと思っているので決められない。
僕が決めるよりファンに決めてもらったほうがいいと思っていました。
並べてみると、“背中を押して、押して”みたいな曲が多いですね。
みんな疲れているのかな(笑)。
みんな何かに励まされて生きているんだなと思うと、まだまだ自分たちが必要とされているのだし、やめられないと改めて思いましたね。
ファン投票で選ばれたベスト
最新配信曲『夜に焦がれて』と、インディーズ時代から現在までの全楽曲を対象に行われたファン投票によって選ばれた上位15曲の全16曲を収録。
ファン投票1位を獲得した『幸せ』などのアッパーチューン、初期のナンバー『ヨルノカタスミ』など夜に聴きたくなる“夜”シリーズ楽曲、『エール!』など背中を押してくれる応援ソングなど、koboreの多彩な魅力が詰まった1枚。
配信サイトにて配信中
メンバーとの関係性はずっと変わらず“友だち”なのだそう。「考えすぎてしまいがち」という佐藤さんを、メンバーがサポートしてくれるとも語ります。
佐:
僕よりもメンバーのほうがしっかりしていますよ。
ライブのセットリストはベースの田中が決めてますし、ドラムの伊藤はいい意味で“ドラムバカ”で、めちゃくちゃうまい。
ギターの安藤は“派手”担当。
大食いのバラエティ番組に出たり、音楽じゃないところでもバンドを盛り上げるのにひと役買っています。
僕は自分の伝えたいことを歌で表現することだけに焦点を置いていて、メンバーもそれをわかってくれていると思います。
バンドが続く限り、koboreが育ってきたライブハウスでライブをやっていきたいと断言する佐藤さん。
2026年春も豪華な“対バン”(2バンドでのライブ)ツアーが決まっています。
佐:
自分たちが好きなカッコいいバンドも観てもらえるし、対バンするバンドが残してくれたものにパフォーマンスで“アンサー”できるのがいいところ。
対バン相手の発表を期待して待っていてください。
koboreの曲はライブで聴いたら、きっと何かが変わる気がするので、ぜひ体感してほしいです。
2026年は、2025年よりもちょっと人気になっていればいいなと(笑)。
10周年でファンのみんなと楽しめる場所も決まっているので、あとはいい曲を書くしかないです!
「『キングダム』は映画を観てから好きになって、マンガも全巻買いました。
今77巻まで出ているんですが、新刊が出るたびに巻き戻って読んでいるんで、ずっと楽しめています(笑)。
放映中のアニメ第6シーズンもめちゃくちゃおもしろいです!
登場人物全てが“主人公”みたいにインパクトがあって、カッコいいんです」
※写真は本人提供